2013年10月31日木曜日

ぼくの おでかけ

   きょう ぼくは ママに つれられて
だいすきな でんしゃにのり 
がやがや にぎやかな まちにきた。

ひとがおおい おみせにはいり
すわらされ
ママと おともだちの
じゅんちゃんのおしゃべりに
みみをかたむける。
ママだけ おいしそうな のみものを
のんでて ずるい。
のみたい!と アピールしてみた。
すこしだけ ぼくにくれた。



 あきあきしてきたころ、
ぼくたち さんにんは 
また にぎやかな まちを
あるきはじめた。


いっしょうけんめい あるいていると
こうじげんば はっけん!!
きりんみたいに くびがながい
この のりもの!
かっこいいんだよな〜!!
もうちょっと みていたいのに
ママは 『いくよ〜』って
せかす。。
こうじのひとに てをふって
ママをおいかける。




なんだか ちいさなビルにつき
すこしくらい かいだんをおりる。なんか こわい。。
ここがママが きたかった
ところなのかな。。


くらくて こわいけど。。
なんだろう!!
かわいい いろのものが
かべにかかってる!!


ママは ぼくに かまわず
その ふしぎなものをみてる。。



しばらくすると
『どれが すき?』ときいてきた。
みまわしてみて ひとつ ゆびさした。

『それ、ステキだもんね!』
と、ママ。




でも、ほんとは こっちの
あったかい、おいしそうなほうが
ぼく すきなんだ!!






なんだか  くらい いりぐちと
ちがって  あったかいきもちになる
ばしょだった。

かえりに チョコをもらって
もっと いいきもちになって
そこを でた。


あ!また かえりに
こうじげんばの きりんを
みてから かーえろっと!!

yuka nakada exhibition 2013 10/28 〜11/3



         銀座校講師  土屋

2013年10月29日火曜日

猫のカレンダー

銀座校、猫好きの田巻です。

会員さんが描かれた作品をカレンダーの形にまとめて
プレゼントして下さいました!

12ヶ月猫づくし!

お家の近くのカフェで販売もするそうです。お店の方に請われたとのこと。

作者、年々、画力があがっています。
目の表情や艶、毛並みやしなやかな筋肉の動きなどにも
猫たちへの愛情に満ちたまなざしが感じられます。

そしてかわいいだけでない、クールさや残酷さ、演技するところ、が
ちゃんと描けているところがすごくいいなあ、上手いなあと思うのです。


目。ギンナンのつややかさ、美しさ。

オトナ猫から子猫まで。にゃー

2013年10月27日日曜日

原点







銀座校講師 すずきです。

もともと絵を描くのが好きだったので
高校時代は美術部でした。
ですが、はじめは下手だったなぁ。

石膏デッサンの形をとる練習をしていたある日
上手く描けなくて鉛筆が進まずうなっていたところ
当時の美術の先生が

「おまえなぁ、こうやって描くんだぞ。
一度しか描かないからよく見ておけ!」

と私のクロッキー帳にササッと鉛筆を走らせました。

その素早さ、軽やかさ、美しさ。
その時の衝撃!
私もこんな風な線を描きたい!!

絵を志した私の原点。

その時の絵は今でも大切な宝物です。





その時の先生の描いた絵。大切な原点。






2013年10月25日金曜日

日帰りぶらり旅

銀座校下工垣です

急に海に行きたくてたまらなくなり、
茨城の常陸多賀という所にさっと行ってきました。

朝6時の電車に乗ると、普通列車でも9時には海に到着します。



波の音がする中ぼーっとしていると,
時間の流れがどこか遠くにいってしまい心が休まります。




外でご飯を食べるのを楽しみにしていたのですが、
雨が降ってきたので断念しました。
雨に海に、水ずくしで気分がサッパリしました。

夜予定があった為に、3時ぐらいまでしかいられなかったのですが、
以外と思いついた時に日帰りでも海に行けるものなんだなーと思いました。

次はスケッチを目的に、家から近いどこかに日帰りぶらり旅したいと思います。

2013年10月23日水曜日

イギリスいってきました。



銀座講師の坂田です。

9月末にイギリスに一週間程、旅してきました。
心配していたお天気もまあまあで寒くなく雨も少なくラッキー。


観光するというより、毎年のように行ってますので
昔住んでた場所でのんびりノスタルジーに浸るような旅になりました。





イギリス人の親友がやってるオーガニックの畑で野菜を収穫したり、




どってことない田舎の川沿いを散策したり、



パブでイギリスの地ビールを飲んだり。





イギリスに行く際、必ず寄るのがロンドンのトラファルガースクエアにある
ナショナルギャラリーです。

ナショナルギャラリーの拝観料は無料です。


そこには私の大好きなイタリアルネッサンス初期の画家、
ピエロデラフランチェスカの作品が何点かあります。

ナショナルギャラリーはものすごい数の作品があるのですが、
彼の作品だけ直行して必ず見に行きます。





彼の静粛な作品に会いに行くと精神が落ち着いていくのがわかります。



今年もまた会えてよかった。





以前イタリアでピエロデラフランチェスカの作品を巡る旅をした時は
彼の作品のある場所が田舎で、英語ももちろん通じず、イタリア語もさっぱりわからない中
大変苦労しましたが今となってはいい思い出。

当時その場で描かれ、皆に約500年間親しまれていた教会での作品鑑賞は
作品をより知り、感じるためには私にとって重要な行為です。

作品が生まれ、存在している街の歴史、空気、文化、食を味わいながら
人が作り出した美を鑑賞する旅は贅沢なひと時。






次回はフラアンジェリコかジオットの形跡を辿る旅をしてみたい。





2013年10月19日土曜日

スケッチ会

10月も半ばを過ぎ、すっかり秋の深まりを感じる季節になりました。

教室では今、秋の大きなイベントであるスケッチ会が行われています。


旅先でスケッチを描いてみたいと思い、絵を描き始めた方々もこの時期が近づくと外で描くことに不安を感じる声もクラスではしばしば耳にしました。

「人に見られるのではないか・・・」
「どこを描いたらいいのか・・・」  などなど


ただ、実際にスケッチ会が始まってみるとどうでしょう。

今回は東京駅の周辺で行いましたので、人通りも多いところもありましたが、そんな事は気にせず皆さんとても集中して、目の前の風景を食い入るように観察して描いてます。

巡回している講師がしばらく絵を覗き込んでも、気づかない人もいるくらいです。








普段の授業とは違った緊張感が漂っています。

それだけに教室に戻り、講評会を行い、1日が終わった後の皆さんの表情が私には達成感に満ちていて、とても清々しく感じられました。

普段の授業では写真や静物を見ながら描く事が多いので、このように外で描くことはとても大切な経験になるはずです。


今回のスケッチ会は台風により中止になってしまった日もありましたが、多くの方々が参加致しました。
この外で描くという経験を今後も活かして欲しいです。


「旅先でスケッチを・・・」


皆さん、ぜひチャレンジしてみてください。


銀座・恵比寿校講師 工藤













2013年10月17日木曜日

モチーフ

こんにちは。

宇都宮校講師の小栗です。


最近、サロンクラスの方が伊藤若冲の模写を描き始めました。

若冲と言えば、絵のなかに様々な生き物がマニアックに描きこんであります。

日本画の表現としては、やはり日本の風土を感じる

四季折々の季節感をあらわすモチーフをつい描きいれたくなってしまいます。

そこで、参考にと細密画で描いた昆虫を見ていただきました。



これは、子供の観察用にと芋虫から飼い始めたのですが、
結局、私一人で育てたアゲハチョウ。
羽化の際に 羽を乾かすために ジッと止まっている何時間かで描きあげました。



あとは、主人も日本画科出身なので彼の描いたデッサンも借りたり・・・


ちょうど、水墨画風に描いたトンボの絵なども

残暑をイメージして、朝顔の葉を入れてあるようです。


(トンボ細部)



若冲展でも ワンポイントとして昆虫を入れていた作品もあったようで、

新たに こういったモチーフを描き足すことでさらに表情の幅が広がります。

私も生徒さんに影響されて、また生き物が描きたくなりました。





2013年10月15日火曜日

夏は終わりましたが



気がつけば、朝晩の冷え込みがはっきりと感じられるような季節になりました。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋・・・・・・夏は終わりです。

さて。そんな夏の終わりの先日、 鎌倉にある神社の薪能にて細野晴臣氏のライブに
行ってきました。

細野晴臣さん「はっぴいえんど」、「YMO (イエローマジックオーケストラ)」などのメンバーでもあり、
現在も現役で大活躍中の私の大好きなミュージシャンです。



 その神社は緑の深い森に囲まれた空気のよどみを感じられない神聖でありながら
温かみもある不思議な場所で、ライブは夕方からのスタートでした。
日が暮れそうな絶妙な空の色模様の中で聞く細野さんのライブは本当に格別なものでした。



1曲目から「夏なんです」の演奏!細野さんのギター1音、声1声聞いただけで、鳥肌が
ぶわーーーっと立ちました。その場に居ることができた事に幸せを感じ、ずっとこのまま
この特別な時間が続けばいいなぁと思いました。



 細野氏と一緒に演奏していたのが、高田漣さん、インド楽器のタブラ(タイコ)奏者のU-zhaanさん、青葉市子さんという若手の歌手、滞空時間というインドネシアのガムランと影絵やダンスなどのパフォーマンス集団の方々です。



この宴は夜まで続き、本当にスペシャルな夏の終わりの夜の素敵な思ひ出となりました。
ライブ後には鎌倉(江の島?)名物のしらす丼をしっかりと食して帰路につきました。




夏のじりじりとした暑さや広い空、浴衣、花火などなど・・・すでに恋しい気もしますが、秋は秋で
おいしい栗ご飯やさんまや柿やキノコや・・・・・って結局南極食べ物ばっかり。
芸術の秋でもありましたね!



銀座校 講師 植松 でした。

2013年10月13日日曜日

皿の中

何を食べても塩からい。
もともと外食はあまりしない。食いしん坊だから、たべたいものを自分で好きなように料理する方が都合が良い。それがこの頃は少し変わってきた。
人任せも、いいかなと思うようになった。まあ有り体に申さば、暑さの中では調理が億劫だ。この夏から初秋にかけて、外食しないまでも、できたものを買って食することが増えた。

自分で食材を買うと、どうも同じようなものに手を伸ばしてしまう。旬を追って移り変わりはあるけれど、これは買わないというものは、何があっても、半額でも増量中でも、買わない。調理法の幅もたかが知れている。外食や中食ならば、意外な食材や美味に出会えるはずだ。食いしん坊は、期待する。

しかしである。どうもおいしくない。何を食べても塩からいか、ぱさぱさしているかどちらかだ。これは我が人生がぱさぱさで、世間が軒並みしょっからいのかと本気で思う。



こんなパッケージだと買ってしまう

母が料理教室に行って、冬瓜の煮物を習ったの、と言っていたのは夏の終わりの頃だった。ははあ定番料理ですな。お出汁を含ませて、ていうあれでしょ。
しかし中に聞き捨てならない話があった。
冬瓜の、皮に近いあたりの薄緑色を引き立てるために、青物を添えるんですよ、と教わったというのだ。青物はあるものでよく、その日は星形のオクラが載っていた。イメージして下さい、淡い黄緑がかった冬瓜に、更に濃い緑の鮮やかなオクラが隣り合っています。お互いの色をきれいに見せています。これはどこかで聞いたことが…。そう、画面の上で輝き合う、同系色の法則と同じだ。
さらに葛でとろみをつけた餡には海老を入れる。湯がいた海老は朱色をしていて、冬瓜とオクラ、二つの緑との対比があざやか。緑と赤は補色。補色はお互いに引き立て合う特性がある。


訳知り顔で教室でしている話が、姿を変えてよそから聞こえてきた。なんだかやけに感心してしまう。「画材が変わっても色の持つ特性は変わりません。」ああ、えらそうに。何でここに気が付かなかったんだ!

以来、器の中身の彩りが気になり始めた。
青物は二種以上あわせると深みがあってよろしい。茄子と銀杏の補色はややきついが和服めいた取り合わせ。黄色をパプリカに変えるとスパイスの香ってきそうな、鮮やかな洋装となる。さつまいもの皮と身の対比ならばやさしい。ブロッコリーと人参は明快だ。サーモンの付け合わせに赤いものはどうだろう。皿はやはり白か、暖色のグレーか。だんだん食欲と制作欲が湧いてきた。



たたみと染付の器


子供の頃から家には染付の皿が多かった。今でも白地に青の皿は洋食にも和食にも、メインにもデザートにも万能に対応してくれる気がする。藍色の上で料理は、時に白い皿に載ったそれよりも美味しそうに見えたりする。まあそれは、個人的な条件反射かも知れないけれど。
和服と洋服では色あわせの理屈が違うように思う。料理でもそうだろうか。 きょうは風が強いから、夜は星がきれいそうだなと思う。何を皿に装うか。

銀座校講師 五十棲さやか


2013年10月11日金曜日


食べることが大好きな宇都宮校講師渡辺昌代です。

食欲の秋ということで今日はそのお話を。

私は気に入ると飽きるまで食べ続けてしまうのですが

少し前までは甘栗。

毎日毎日食べ続け半年位で飽きてピタッと食べなくなりました。

秋になり今栗の商品が多数出ていますが全く心惹かれることはなくなってしまいました。


そして今のマイブームは週3回以上は食べているであろう

ローソンの【からあげクン】です。





















ピグマペン&水彩で描きました。

日笠講師の記事にあったスケッチがとても素敵でしたので真似をし食べた日にスケッチしてみました。



ローソンは消費者を手放さないようにと色々と工夫をこらし【からあげクン】の変わり種を発売しています。

最近まで発売していたのは《ピーチ味》。

大変不気味なものでした。

現在は《てりやきマヨネーズ味》と《柚子胡椒味》が期間限定で販売されていますが

やはり、《レギュラー(普通)味》の【からあげクン】が1番美味しいです。

揚げ物は苦手なのですが【からあげクン】は鳥の胸肉を使っているからか脂っこくなくさっぱりしており何個でも食べられます。

定期的に行われる[1個増量中]期間では通常5個入りが6個入りになり食べ応えがあり小さな幸せを感じてしまいます。

食べ始まってから丸5ヶ月になりましたのでそろそろ飽きる頃かと思うのですが、
今までに食べた数は大変なものでローソンに貢いだ額は相当な額ではないでしょうか。。。

(実はからあげクンを食べるたびに撮影をしからあげクンアルバムを作ってしまいました。)

それから
一人でも食べに行きますし朝でも食べたくなるくらい
ラーメンが好きです。
ピグマペン&水彩で描きました。


地元佐野ラーメンはもちろんのこと
昨日も1人でふらっと【山岡屋】に行って来ました。
醤油ラーメンにトッピングに煮卵、脂の量:普通、 味の濃さ:普通、麺:固めがお気に入りです。

濃厚なスープとしっかりとした麺がやみつきになります。
ちなみに【山岡屋】のファンは私の周りには少なく

夫も一度行ったきり

「ニオイが無理っ!」

と二度と付き合ってくれることはありません。
残念です。

みなさまの中にもしファンがいましたら嬉しいのでこっそり教えてください。

そしてこれです!

ほろ酔いでDr.マーチン&水彩で描きました。
特に仕事後に飲むビールは格別です。




私の好きなものは体にあまり良くないものですが
毎日青汁を飲んで、納豆にオクラにヨーグルトを食べて健康管理には気を付けています⁈



食欲の秋!益々食に貪欲になりそうです。





最後に

立場上忘れちゃいけない芸術の秋!

南講師の記事にありました会員様の個展作品を画像だけでしか拝見していませんが素晴らしく感動致しました。

以前すずき講師のクラスを見学させてもらった際に
制作している途中の作品を拝見したのですが
その頃から群を抜いておりましたので
こんなにもたくさんの作品を作り個展を開かれたと知り大変驚き感動致しました。

朽ちたてゆく植物を描いてるようだけれど
そこには力強い生命力を感じ見るものを魅了して逃さない。

構図や作品の配置もリズミカルで面白く本当にすばらしいです。

南講師も述べておりましたがシーレを彷彿させます。

個展のことは期間終了後に知りましたので実際に個展会場には行けませんでしたが
直に世界観を味わってみたかったです。


今月末からは中田講師の個展がはじまりますね。楽しみです^_^


私もみなさまに負けないよう制作してまいります‼‼












2013年10月9日水曜日

長新太の絵本


暑さが戻ってまいりました。なかなか衣更えができなくて困ってしまいますね。

しかし前回担当南先生の言う通り季節は「芸術の秋」です。

ということで、長新太さんの展示を見に上井草のちひろ美術館に行ってきました。
銀座校にはパンフレットもありましたのでご存知の方も多いかもしれません。


いわさきちひろの美術館は安曇野が有名ですが、上井草には自宅兼アトリエ跡に小さな美術館が建てられ、常設展と企画展が行われています。





さて、小さなころから慣れ親しんだ長新太さんの絵本。子供が描いたようなのびやかで自由な表現が印象的です。

特別な本というより、もっと身近なものとして、それこそ字も読めないころからながめていたように思います。


原画を見る機会はなかなかありませんのでじっくりと見てきました。
クレヨンの質感があたたかかったり、マーカーが混ざり合ってくすんだ色が不思議と透明感のある色に見えたり。
展示数もあまり多くはないので、のんびりゆっくり楽しむことができました。


こちらの美術館には図書室もあり、そこで長さんの本も読むことができます。
展示中のためか本棚にコーナーが設けてありましたので、ここでも懐かしんだり、笑ったりしながらゆっくり過ごしてしまいました。


ララバイ(子守唄)という名のいすだそうです

小さなお庭もあります


大人になるにつれて感じたことですが、長さんの本はただおもしろかったり、たのしかったりというものではないようです。
こどもにとっては、おもしろくて、当たり前で、なんでもないことなのに、徐々にそれだけではない気配のようなものを感じてきます。


それはシュールとか不条理などとも表現されていますが、谷川俊太郎さんが長さんを偲んでよせた言葉が絵と共に展示されていました。

『長さん自身が身辺に漂わせていた可笑しみ、長さんの作品に内在する何か人の感情を超えたような不気味さ、それはユーモアとか諧謔(かいぎゃく)とかいう言葉では片付けることのできないもので、そこには解釈を許さない一種の底知れぬ深さがある。ふつう人は生きることに意味を求めるものだが、長さんは人生を意味の視点では見ていない、肌触りでとらえている。意味だけでは割り切れない生きることの奥行き、理性が役に立たないところにひそむ生きることのリアリティ、長さんはそんな場所にいた、いまもいる。』
      (『こどものとも』2005年11月号付録 福音館書店より)



惹き付けられ、考えてしまう言葉です。人生の肌触りとは・・・



                           
                           銀座・恵比寿校講師 吉澤







2013年10月7日月曜日

会員さんの展示




銀座校講師の南です。

台風が間々通り過ぎ、不安定な気候の中、いよいよ「まさに秋」となってまいりました。
食べ物やお酒がおいしい季節ですが、立場上、「芸術の秋」と言っておきましょう。

この季節になると、美術館やギャラリーで様々な展覧会が開催されています。
銀座界隈は日本で一番画廊の集中している場所であり、百花繚乱、綺羅星のような展示がそこかしこで観ることができます。

銀座校の会員さんも多分に漏れず、春の作品展以外にもこの時期、クラスなどのグループ展や、作品が充実している方は個展まで開かれています。

さて。
絵画倶楽部は趣味で楽しんでいらっしゃる方々がほとんどですが、中にはその範疇を飛び抜けた方もいらっしゃいます。
今回は一人の会員さんの個展をご紹介します。



先日、久乗しのぶさんという会員さんの個展が開催されました。
久乗さんは他の方と一緒に銀座校のカリキュラムを受講され、基礎を学んでいましたが、作品展ではいつも自分が描きたいものをゆるぎなく描かれていました。

そして、あるときから細長い画面サイズで枯れたバラを描き始めました。
オーストリアの画家、エゴン・シーレを彷彿とさせる色彩とフォルムにとても高い魅力を感じていました。

そのような絵を描き始めた当初は考えたことはなかったとおっしゃっていましたが、作品が貯まり、個展が開けるほどになったということです。
会場に入ると、空間が活かされた、緊張感がありながらも温かで、ほんの少しの哀愁も感じる見事な世界観になっていました。

絵画倶楽部に入るまで専門的な学校で学んだことはないとは聞いていましたが、このような会員さんが小学館アカデミーから出てきてとても嬉しく思います。
他の会員の皆さんにも刺激になったことでしょう。

残念ながら先週の土曜日で終了してしまいましたが、今後の活躍に期待大です。












2013年10月5日土曜日

秋ですね

10月に入り、本格的に秋の気配を実感しています。
昨日まで暑かったのに、今日は寒くて・・・と着るものにも悩みます。

さて秋の訪れを一番に感じさせてくれるものに彼岸花があります。
先日、彼岸花(曼珠沙華)で有名な巾着田に行ってきました。
毎年この時期にしか見られない真っ赤な風景。毎年気にはなっても行かずじまいでしたので、今年は思い切って行ってみることにしました。

あいにくの雨模様でしたが、結構な数の人が来ていました。
駅からてくてくと田んぼや畑を眺めながら歩きます。
道すがら露店では花ナスやら稲やらがハロウィーングッズにまぎれて売られていました。

道ばたにも赤い花が咲いていますが、入口が近付いてくるにしたがって、赤い群れが見えてきます。遠くからでもちょっと異様な光景でした。
おばさま方に紛れて時々全身黒ずくめの若い女の子もいたりします。






中に入ってみると大きな橋が架かっていて、そこから見下ろせるようになっていました。

←こんな感じ










間近に見ると赤い群れに飲み込まれそうです。先日の台風で倒れたと見られる木が何だか不気味に思えました。
曇り空のお陰で赤と緑のコントラストが際立って見えます。補色ですね。
これだけはっきりしていれば鳥や虫にも見えやすいのでしょうか。


実際に目の当たりにするとよくぞこんなに植えたなと只ただ関心します。
本物を観てみたい方はまた来年足を運んでみてください。

















  本日の担当は福井でした。



2013年10月4日金曜日

立石百景(葛飾立石)その7  (東京屋台)

地元の飲み仲間から「ニュートーキョー」と呼ばれている東京屋台は、
前回と同じく仲見世商店街にある。

のれんをくぐると、時に道祖神のように寄り添いながら寝ている老夫婦は、
12:00から、客がいれば最長0:00まで営む働き者。



この店の特徴は大きく2つ。



◉1つ目は、メニューの表記。

メニューは、白板、ゴシック体で書かれた短冊、そして、広告内容がかすかに感じ取られる、ぺらぺらの紙の小片の裏の3種。

と、ここまでは普通だが、夫婦で書いているせいか、統一表記になっていない。


例)
かつ煮(短冊)、カツ煮(白板)

チキンから揚げ(白板)、とりステーキ(白板)

○刺身マグロ(白板)、まぐろぶつ(小片)

ポテトサラダ(白板)、ジャガサラダ(小片)

茄子の天ぷら(短冊)、なす生姜焼き(白板)、肉ナスバター炒め(小片)



小学館アカデミー絵画倶楽部では、「絵は “同じ” を嫌う」という指導をしているが、
そういう意味では、これらは心地よいリズムを作り出している。

惜しむらくは生ビール。

よっぽど推したかったのか、短冊ゴシック体で、
生ビール、ウーロンハイ、レモンハイ、生ビール、、、と、“同じ” が存在する。






◉2つ目は、厨房ガス台前の壁面。

油を使う料理が多いせいか、アクリル板を樹脂コーティングしたような白い壁は、
すぐに油まみれになる。

1ヶ月に一度しか拭かないその壁面は、ターナーの絵画のような、深い色の層と複雑な模様が現れる。


東京屋台、ガス台前の壁面(イメージ)

拭いてしまえば二度と同じ作品を鑑賞することはできないが、
その都度画面が変わるので、「今月の一枚」を、無地の状態から完成までのプロセスを観ながら楽しむことができる。


先週は白いキャンバスだった。
来週あたり、ちょっと覗いてみようかな。


                        講師  平賀 太郎




2013年10月3日木曜日

クロッキー

当番は銀座校講師の日笠です。


今日はセツの仕事で生徒たちと人物クロッキーを描いてきました。


この場では自分の絵を載せたこと無いので、この機会に。





セツではコスチュームデッサンと言ってモデルさんがファッションを身にまとって
ポージングしてくれます。いわゆるクロッキー(速写画)です。
1ポーズ10分で描き上げなくてはいけません。モデルさんも描き手も真剣勝負です。







実際は10分内で線描だけなのですが、教室で簡単に色付けてみました。


線が筆圧の強弱とスピードの緩急でリズムよく仕上げているので、着彩も軽快に仕上げています。
これが塗り絵みたいにベタベタ塗っていては線を殺してしまいます。


余白の白と人の塗り残しが連絡して融合しているのもポイント☆



ここだ!という一発描きの線も気持よいものです。


着彩は塗るのではなく置くように!
教室でも言われていることかと思います。^^






教室(小学館アカデミー絵画倶楽部)では5年目の人物授業の一環でクロッキーの授業が組み込まれています。


私のクラスはもうすぐクロッキーの授業があるので、生徒さんたちの描いた絵が今から楽しみです。



日笠隼人



























こちらの教室(小学館アカデミー絵画倶楽部)でも