銀座校展示スペースのソミツにて現在6階で展示中の
「グループ『遊』タイ、チェンマイスケッチ旅行展」
は、本日何点か作品の入れ替えを行いました。
先週見に来てくださった方も是非再度足をお運び下さい。
また来週は大幅に作品が入れ替わる予定です。
どうぞお楽しみになさってください。
銀座、ティップネス大泉校講師、下工垣
2014年5月12日月曜日
2014年5月5日月曜日
スペースソミツ展示中
銀座校、ティップネス大泉学園校講師、下工垣です。
銀座校内のギャラリースペースにて、展示が始まりました。
6階では、月A④クラスの
「グループ『遊』タイ.チェンマイスケッチ旅行 作品展」を行っています。
グループ「遊」は5月で7年目に突入するサロンクラスです。
銀座校内のギャラリースペースにて、展示が始まりました。
6階では、月A④クラスの
「グループ『遊』タイ.チェンマイスケッチ旅行 作品展」を行っています。
グループ「遊」は5月で7年目に突入するサロンクラスです。
去年、交通会館にて初グループ展を行いましたので、二回目の展覧会となります。
今回の展示は、今年の1月にクラスの皆でタイにスケッチ旅行に行きスケッチをしてきた際のものです。
今回の展示は、今年の1月にクラスの皆でタイにスケッチ旅行に行きスケッチをしてきた際のものです。
実際に肌でタイの空気を感じながら制作した作品はどれも大変魅力的で、
見ているとどんどん異国の空間に引き込まれます。
私は旅行に参加できなかったのですが、
旅行後のクラス中に、沢山の作品達を見せて頂いて、
自分まで旅行に行ったような楽しい気持ちになりました。
会期は5/5〜5/31と一ヶ月ありますが、
スペースに飾りきれない程の作品量なので、毎週作品が入れ替わる方もいるかも知れません。
是非、毎週見にきて頂けたらと思います。
◯小学館アカデミー展示スペース「スペースソミツ」展覧会◯
五階 大澤晃展
六階 グループ「遊」タイ、チェンマイスケッチ旅行作品展
お待ちしております。
見ているとどんどん異国の空間に引き込まれます。
私は旅行に参加できなかったのですが、
旅行後のクラス中に、沢山の作品達を見せて頂いて、
自分まで旅行に行ったような楽しい気持ちになりました。
会期は5/5〜5/31と一ヶ月ありますが、
スペースに飾りきれない程の作品量なので、毎週作品が入れ替わる方もいるかも知れません。
是非、毎週見にきて頂けたらと思います。
◯小学館アカデミー展示スペース「スペースソミツ」展覧会◯
会期 5/5〜5/31
時間 9:30〜20:30
五階 大澤晃展
六階 グループ「遊」タイ、チェンマイスケッチ旅行作品展
お待ちしております。
2014年5月2日金曜日
変な絵
銀座校、ティップネス宮崎台校の原田です。
ちょっと変な作品に魅かれることがある。
今まで見たことがない表現や技法によって美術の歴史が作られてきたことを考えれば、「変」というのも芸術の世界では魅力になりうるのかもしれない。
府中市美術館で「江戸絵画の19世紀」を観た。
亜欧堂田善という画家のことは全く知らなかった。
銅版画や洋画を蘭学者たちの協力で学び修得したそうだ。
ちょっと不気味な雰囲気の銅版画。
その画面は解剖図や地図も手がけたせいもあるのか、濃厚で緻密だ。
こってりした油彩画も描いているが、興味深かったのは「琴士渡橋図」という日本画。
画面左下の対角エリアにX型の岩とその間を流れ落ちる滝。
その上に架かる橋の上を歩く高士。
これが主役だ。
密度が高いのはその部分だけ。
そこからに余白に向かってスケッチ画風に消えてゆく線。
思い切りがよく、描きたいテーマがはっきりしていてなんだか現代風に感じた。
橋の上の人物の体の反り具合は「ジョジョの奇妙な冒険」にでてくるキャラクターみたいだし。
ジョジョの奇妙な冒険のキャラクター
それからおもしろかったのはその田善の弟子、安田田騏による「異国風景図」
象に乗って対岸の町を見つめる人物の絵。
象の上に跨がっているのは、現代日本の女子高生にしか見えない。
そして驚くのが対岸の町に建つビル群。
これもまるで現代の新宿の町みたいだ。
銅版画で西洋の箱形の建物でも観て、たまたまできた形かもしれないが、今の我々が見るとちょっとギョッとしませんか?
異国風景図
そして、いちばん驚いたのは古市金峨の「瀑布図」
滝の絵はよくあるけど、こんなに画面いっぱいに描かれた滝の絵は初めて観た。
右上端にチラッと岩が見えているが、それが無かったら何の絵だかわからない。
縦2メートル近い画面は、ほとんどが水。
思い切りがよすぎる。
しかしその落下する水のスピード感は臨場感たっぷりだ。
観ていると、飛散する飛沫とドドドーッという音が聞こえてきそうだ。
画面いっぱいに描くことで、掛け軸を掛けた部屋の窓から滝が見えているという状況を作り出したらしい。
当時の人からするとディズニーランドの新しいアトラクションみたいに感じたかもしれない。
「今度の新作はすごいですよ。ほら、目の前に滝があるみたいでしょう?」
なんて自慢しながら、お客にお茶でもふるまっている様子が目に浮かぶ。
ちょっと変な作品に魅かれることがある。
今まで見たことがない表現や技法によって美術の歴史が作られてきたことを考えれば、「変」というのも芸術の世界では魅力になりうるのかもしれない。
府中市美術館で「江戸絵画の19世紀」を観た。
亜欧堂田善という画家のことは全く知らなかった。
銅版画や洋画を蘭学者たちの協力で学び修得したそうだ。
ちょっと不気味な雰囲気の銅版画。
その画面は解剖図や地図も手がけたせいもあるのか、濃厚で緻密だ。
こってりした油彩画も描いているが、興味深かったのは「琴士渡橋図」という日本画。
画面左下の対角エリアにX型の岩とその間を流れ落ちる滝。
その上に架かる橋の上を歩く高士。
これが主役だ。
密度が高いのはその部分だけ。
そこからに余白に向かってスケッチ画風に消えてゆく線。
思い切りがよく、描きたいテーマがはっきりしていてなんだか現代風に感じた。
橋の上の人物の体の反り具合は「ジョジョの奇妙な冒険」にでてくるキャラクターみたいだし。
琴士渡橋図
それからおもしろかったのはその田善の弟子、安田田騏による「異国風景図」
象に乗って対岸の町を見つめる人物の絵。
象の上に跨がっているのは、現代日本の女子高生にしか見えない。
そして驚くのが対岸の町に建つビル群。
これもまるで現代の新宿の町みたいだ。
銅版画で西洋の箱形の建物でも観て、たまたまできた形かもしれないが、今の我々が見るとちょっとギョッとしませんか?
異国風景図
そして、いちばん驚いたのは古市金峨の「瀑布図」
滝の絵はよくあるけど、こんなに画面いっぱいに描かれた滝の絵は初めて観た。
右上端にチラッと岩が見えているが、それが無かったら何の絵だかわからない。
縦2メートル近い画面は、ほとんどが水。
思い切りがよすぎる。
しかしその落下する水のスピード感は臨場感たっぷりだ。
観ていると、飛散する飛沫とドドドーッという音が聞こえてきそうだ。
画面いっぱいに描くことで、掛け軸を掛けた部屋の窓から滝が見えているという状況を作り出したらしい。
当時の人からするとディズニーランドの新しいアトラクションみたいに感じたかもしれない。
「今度の新作はすごいですよ。ほら、目の前に滝があるみたいでしょう?」
なんて自慢しながら、お客にお茶でもふるまっている様子が目に浮かぶ。
瀑布図
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