2013年6月2日日曜日

有賀先生の話。

銀座校講師南です。

前回のブログ、福井女史が紹介していた通り、私も作品展の係をしています。
その準備が佳境に入ってきました。
作品展の案内がリンクされていますので、このブログの右上の項目をクリック→→→→→
してご覧になってください。


さて。
作品展は今年で12回目を迎えます。
作品展が出来るのも、いわんやこの教室があるのも、ひとえに有賀先生のおかげです。
今回は有賀先生をご紹介したいと思います。(若干誤解釈等あるかもしれませんがご容赦を)

有賀一宇先生は小学館とともにこの教室を創設した方です。
約3年前の6月、誠に残念ながら逝去されました。

作品展ではいつも有賀先生の講評を聞くのが好きでした。
落語よろしく毒舌で、会員の方々を笑いと学びの渦に巻き込んでいきます。
まさにエンターテインメント。
私はいまだに有賀先生の足下にも及びません。


有賀先生は元々デザイナーでした。
“伝説の”という形容が付くほどの。

特に雑誌・漫画系の業績が華々しく、一緒に仕事をしてきた漫画家は「ドラえもん」藤子不二雄、「あしたのジョー」ちばてつや、「釣りバカ日誌」やまさき十三、「タッチ」あだちみつるetc.etc...枚挙に暇がありません。

少年達のバイブル「コロコロコミック」創刊をはじめ、数々の時代をつくり、現在ある漫画雑誌形態のアイディアはかなりの「有賀エッセンス」が影響していると思われます。

デザイナーの仕事をする傍ら、同時に芸術活動を続けられていました。
また同僚・知人らに絵画を教え始めたとのこと。

“科学者の目”で名画を4万点余り分析し、知識と技術、経験の集大成として形になったのが現在の絵画倶楽部であり、「絵画の基礎11章」というテキストです。


教室がまだ今ほどの規模になっていないころ、有賀先生に誘われ、他の講師とともに夜な夜な飲みながらいろんな話を聞かせていただきました。

それが今私の礎の一部になっていると言っても過言ではありません。
嗚呼、有賀先生には愛があったなぁ。

今年の作品展も皆、がんばっています。
先生、観に来てください。



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