銀座校講師の南です。
台風が間々通り過ぎ、不安定な気候の中、いよいよ「まさに秋」となってまいりました。
食べ物やお酒がおいしい季節ですが、立場上、「芸術の秋」と言っておきましょう。
この季節になると、美術館やギャラリーで様々な展覧会が開催されています。
銀座界隈は日本で一番画廊の集中している場所であり、百花繚乱、綺羅星のような展示がそこかしこで観ることができます。
銀座校の会員さんも多分に漏れず、春の作品展以外にもこの時期、クラスなどのグループ展や、作品が充実している方は個展まで開かれています。
さて。
絵画倶楽部は趣味で楽しんでいらっしゃる方々がほとんどですが、中にはその範疇を飛び抜けた方もいらっしゃいます。
絵画倶楽部は趣味で楽しんでいらっしゃる方々がほとんどですが、中にはその範疇を飛び抜けた方もいらっしゃいます。
今回は一人の会員さんの個展をご紹介します。
先日、久乗しのぶさんという会員さんの個展が開催されました。
久乗さんは他の方と一緒に銀座校のカリキュラムを受講され、基礎を学んでいましたが、作品展ではいつも自分が描きたいものをゆるぎなく描かれていました。
そして、あるときから細長い画面サイズで枯れたバラを描き始めました。
オーストリアの画家、エゴン・シーレを彷彿とさせる色彩とフォルムにとても高い魅力を感じていました。
そのような絵を描き始めた当初は考えたことはなかったとおっしゃっていましたが、作品が貯まり、個展が開けるほどになったということです。
会場に入ると、空間が活かされた、緊張感がありながらも温かで、ほんの少しの哀愁も感じる見事な世界観になっていました。
絵画倶楽部に入るまで専門的な学校で学んだことはないとは聞いていましたが、このような会員さんが小学館アカデミーから出てきてとても嬉しく思います。
他の会員の皆さんにも刺激になったことでしょう。
残念ながら先週の土曜日で終了してしまいましたが、今後の活躍に期待大です。
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