こじんまりとした建物ですが、とても趣のある美術館です。
初めて訪れたのはまだ学生だったので、10年以上前だった思います。
その時に初めて実物の熊谷守一の作品を目の当たりにして、とても衝撃を受けたのを覚えています。
平面的な表現ではあるのに不思議と情景がリアルに感じられ、一気に魅了されてしまいました。
熊谷守一は97年と長い生涯のうち、晩年の30年は全く外出をせず、自宅の小さな庭の虫や花を描き続けていたそうです。
「地蜘蛛」 1963年/油絵 |
「アゲ羽蝶」 1976年/油絵 |
虫にしても植物にしても、とても愛らしい姿です。
そして生き生きと感じます。
また、うっすらと見えるサインも味わい深い・・・。
そんな作品の数々を鑑賞するのにこの美術館の空間はとても居心地がいいのです。
久々に訪れましたが、いい意味で変わっておらず、のんびりと作品を鑑賞しながら贅沢な時間が過ごせました。
皆さんも近くに行くことがありましたら、是非寄ってみて下さい。
大きな美術館とはまた違った良さがありますよ。
http://kumagai-morikazu.jp/
銀座・恵比寿校講師 工藤
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