2013年9月20日金曜日

芸術の秋

こんにちは、今日の担当は中田有華です。
今日は中秋の名月で、しかもめづらしく満月が重なって見事な月明かりですね。
私事のお知らせですが、10月後半、個展を行います。その制作、準備で仕事以外の日は朝からアトリエで作業をしております。疲労なのか風邪なのか二日酔いなのかわからない体調の悪さがここしばらく続いておりますが気持ちは高ぶっています。(笑)

ずっと集中して制作していると、失敗と成功が繰り返し訪れ、次第にリズムが出来てきます。そのリズムに乗っていくと最高に心地よく、最高に勘が冴えてきます。そうなってくるとしめたもので、失敗や予想外の出来事ががもはや嬉しくてたまらなくなってくるのです。なぜなら次に確実に導いてくれるからです。この過程を繰り返す事で自分の中で何を作りたいかが固まってゆきます。私は、いつも思うのですが、私の欲求はどちらかとゆうと、何かすばらしい物を作りたいとゆうよりか、制作している過程を楽しみたい、とゆう所に有る様です。この過程の中に何にも代え難い充実感が得られるからだと思っております。

少々曖昧な解りづらい話になってしまいましたが、ここでひとつ昔聞いて心が震えたドガの一節を。



木を見て葉っぱの一枚一枚を描いていたドガを見て批評家のポールヴァレリーが「絵とゆうのは何て辛抱のいる仕事だろうか!」ともらした。
それに対しまして
ドガ『単に木がありますという事を描くのが絵ではない。一枚一枚葉っぱを描いてゆく、その事が絵なんだ』



つまり・・脳みそを使って試行錯誤しながら、葉を一枚一枚平面に置き換えていく、その過程が絵を描くとゆう事なんだ、と私は解釈しています。

ドガは踊り子等の絵で有名ですが、非常に優れたクロッキーを沢山残しています。聞いた話によるとはみ出てしまう時は紙を継ぎ足し継ぎ足しして辛抱強く描き上げたそうです。そんなドガのクロッキーを見ていると単に完成を目指しているのではなくその途中経過を気持ちよくサーフィンしているかのような気にさせられ励まされるのであります!

皆さんも失敗したとすぐに落ち込まず楽しんでいきましょ〜!!!

長くなってしまいました!最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。


















最後に私の展示情報を掲載させてください。





中田 有華 
yuka nakada exhibition
2013.10 / 28 (月)-11 / 2 (土)
12:00-19:00(最終日17:00)

Musee F
東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B03
TEL/FAX:03・5775・2469
tel/fax : 0357752469
http://www.omotesando-garo.com


ご高覧頂ければ幸いです。









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