以前このブログで俳優の渥美清さんの話題をした際に、もう一人胸に秘めている俳優さんがいますと言って終わったのですが、今回はその俳優さんのお話をしたいと思います。
その方は『男はつらいよ』にも一度?だけゲスト出演されていた俳優さんです。ずばり
はいそうです!森繁久彌さんです!!
初めて森繁さんを見たのは『知床旅情』を唄っている姿で、情感たっぷりに語りながら歌う様子に「なんて色気のあるおじさんなんだろう」と痺れました。歌の上手い方は沢山いらっしゃいますが、曲の持っている世界観プラス、人間臭さまで表現できる歌い手の方はあまりいないと感じます。森繁さんの歌は、人間味が強すぎるせいか、曲の世界観とはまた違う世界が見えます。
その後見たのが社長シリーズ、駅前シリーズの喜劇映画です。
(キャスト:淡路恵子、伴淳三郎、フランキー堺、淡島千景、小林桂樹、
三木のり平、司葉子)
喜劇と言っても現代のお笑いとはまた違う、大人の笑いの要素が強い作品だと思います。台詞の後にこみ上げてくる笑いといいますか、森繁さん最高です。
森繁さんの知床旅情を聞くといつも思うのが、時代を超えているなあ、という事です。
この時代に一緒に過ごしたわけではないのに、聞くたびに何故か郷愁を感じ、一緒にお酒を酌み交わした仲間のような気持ちにさせてくれるのです。
そんな普遍的な作品を私もいつか作れたらな〜といつも願います。
現在、文房堂ギャラリ―にて展示を行っております。2月1日(土)が最終日となっております。お時間有りましたら是非ご高覧ください。
「版画系」
2014年1月20日(月)~2月1日(土)10:00~18:30会期中無休 2月1日は17:00まで
中田有華
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