いきなりですが、皆さんこんなものを目にしたことはございませんか?
この時期には縁日などで活躍しているはずです。
正式な名称はわかりません・・・
恥ずかしながら、料理ができない私にはかき氷にシロップをかける道具としての認識しかないのです。
私の中では勝手に「かき氷のやつ」と呼んでしまっています。
ただ、この「かき氷のやつ」が私の制作ではとても重宝しているのです。
というのも私は作品で油を使用しています。
そして使う油を自分で調合しているのですが、その時にこれがとても役に立っています。
いろいろな油を調合しているのですが、その中でもダンマルという天然樹脂を混ぜる時に使っています。このダンマル樹脂を大量に溶かしたもの(ダンマルワニス)が入っている大きな容器から別のビンに移すときに零さず、適度な量を掬うのにこの「かき氷のやつ」がとても便利です。
こんな感じです。
右のダンマルワニス(だいぶ少なくなってしまっていますが)を左のビンに移します。
このダンマル樹脂、絵具の食いつきやノリが良くなったり、乾燥を早めたり、光沢を出したりと、とにかく優れた樹脂なのですが、粘り気が強く、零したり手についたりすると厄介な代物なのです。
ちなみにこのダンマル樹脂、教室の授業で使用しているネオペインティングオイルにも配合されていますよ。
このように「かき氷のやつ」のような道具が制作に役立つとは意外な発見でした。
皆さんの周りにもそんな道具があるかもしれませんね。
最後に気になったのでこの「かき氷のやつ」の正式名称を調べてみました。
「カンロ杓レードル」というみたいです。
まあ、まったく覚えられそうにないです・・・銀座・恵比寿校講師 工藤
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