会員の方からチケットを頂いたので 「印象派を超えて 点描の画家たち」を国立新美術館へ見に行ってきました。
先日講師室でスーラのデッサンの素晴らしさについて話をしていたところだったので、タイミング良く見られることに運命を感じてしまいました。
スーラのデッサンを始めて見たのは高校生の頃。
予備校の先生が悩んでいる私に「きれいでしょ」と言って見せてくれた時でした。
当時の私は自分のデッサンがスカスカした感じにしか仕上がらなくて、カチッとしたデッサンをかける人が羨ましくて仕方がなかったのです。なのでそれを見せられたときはこれもありなんだなと目の前が明るくなった事をおぼえています。今の私がいるのもひとえにスーラとその先生、二人の先生のおかげです。
展示では本物のデッサンが飾ってありました。キラキラ輝いている油絵も良いけれど、紙の目を大事にしながら丁寧に描かれているデッサンは私にとってそれ以上に輝いて見えました。
東京での展示は23日で終わってしまうようですが、広島、愛知と巡回するようなので興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。スーラはもちろんのこと、ゴッホやモンドリアンに至るまで点描表現の作品が見られる良い展示です。
本日の担当は福井でした。
ジョルジュ・スーラ「マフをはめた婦人」 |
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