2013年12月12日木曜日

クロッキーの話


11月の中旬に授業でクロッキーを行いました。


クロッキーとはモデルさんを短時間(5分~15分程度)で早描きすることを言います。

時間が限られており、次々にポーズを変えてゆくので細部にこだわっていると、全体のバランスが取れなくなってしまいます。

そこで、人体の立体感とリズムを線描きとして処理します。輪郭線の「太い~細い」や「濃淡」に変化をつけて捉えてゆく描き方が一般的です。

線の表情に差をつけることで、体の陰影(絵画の世界では調子、トーン、などと呼びます)を描き込まなくとも、ある程度モデル全体の雰囲気を伝えることができます。


画学生の頃はよくモデルさんのデッサンをしたものですが、今はこのような機会がない限り描くことはありません。久しぶりの充実した、そして贅沢な勉強の時間になりました。




             
                     クロッキー帳にパステル鉛筆:8分くらい




今回は馬場俊光が担当させて頂きました。


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